今回の記事はNikon d5600ダブルズームレンズキッドについて紹介します。
「Nikon d5600」ならカメラ初心者の方でも簡単にきれいな写真を撮ることができます。
この写真はカメラを買ってすぐに撮ったクラゲの写真です。
カメラ初心者でも簡単に写真が撮れるようシーンに適した撮影方法が選択でき、迷うことなく撮影ができます。
この記事を読めば以下の内容を知ることができます。
- Nikon d5600はなぜ初心者に向いているのか
- Nikon d5600の特徴
- Nikon d5600の価格
また、d5600を使う上で最低限必要な物やダブルレンズズームキッドのメリット・デメリット、実際に撮った写真の紹介までしますので最後まで目を通していただきたいです。
Nikon d5600の特徴
Nikon d5600の特徴は以下のようになっています。
- ボディーが軽い
- 液晶画面がバリアアングル
- d5600とアプリの連携で簡単にスマホに写真が転送できる
ボディーが軽い
Nikon d5600はとても軽くコンパクトなボディーが特徴的です。
一眼レフカメラを想像すると大きくて重いイメージを持つ方が多々いることでしょう。
ですがNikon d5600の質量は500g以下でボディーがとてもコンパクトなため持ち運びも非常にらくです。
上記の写真のようにスマートフォンと比較しても横幅はさほど変わりません。
また、ボディーがコンパクトのためグリップも握りやすく女性の方でも簡単に扱うことができます。
しかしコンパクトであることでデメリットとなる点もあります。
手の大きい方はグリップを持った時に余ってしまう可能性があるのです。
人により手の厚みや形状は異なるので持ち感が気になるかたは実際に家電量販店へいき握ってみることをオススメします。
液晶画面がバリアアングル
Nikon d5600の液晶画面はバリアアングルです。
バリアアングルのメリット・デメリットについて紹介します。
バリアアングルのメリット
- 低いところや高いところの撮影が簡単
- 縦撮りした時も簡単に被写体を確認できる
- 自撮りもかなり簡単
バリアアングルは低いものを撮影する時や高い所を撮影する時に役立ちます。
低い所を撮影したい時にファインダーを覗きながらしゃがみこめる位置には限界があります。
例えば、ハイハイしているあかちゃんを想像してください。
子供と同じ目線で写真を撮りたいと思ったらご自身も床に寝そべるしかありませんよね?
ですがバリアアングルがあれば床に寝そべることなく子供と同じ目線の写真を撮ることができるのです。
無理な体制にならずとも簡単にローアングルやハイアングルの写真を撮ることができます。
これは縦撮りのときも同じです。
また、自撮りをするさいも液晶画面を自分のほうにむければ自分を簡単に確認でき、スマホ感覚で自撮りをすることができます。
多種多様な使い方ができるバリアアングルはとても便利です。
バリアアングルのデメリット
バリアアングルはとても便利ですがデメリットも存在します。
- 手間が少しかかる
- 液晶画面を壊してしまう可能性がある
バリアアングルは180度横に開き90度回して使う手順を踏みます。
固定式やチルト式と比べると少し手間がかかり面倒ですね。
また、バリアアングル液晶を開いたまま持ち歩いていてどこかにぶつけて軸を折ってしまう可能性もあります。
ただこの点についてはカメラを丁寧に扱えば問題はないです。
私はd5600を4年間利用していますが、壊したことは1度もありません。
多少の手間がかかることと、壊してしまう可能性が少しあるところがバリアアングルの欠点ですね。
d5600とアプリの連携で簡単にスマホに写真が転送できる
Nikon d5600は「SnapBridge」というアプリと連携させればカメラで撮った写真をすぐにスマホに転送できます。
手順はとても簡単で設定もすぐにできます。
SunapBrigeとd5600の接続方法
手順は以下のようになっています。
- お使いのスマートフォンから「SnapBridge」というアプリをインストールします
- d5600のセットアップメニューから「スマートフォンと接続」を選択する
- d5600の液晶画面にSnapBridgeを使って~と出てくるのでOKで進む
- d5600の液晶画面にNFCを使うと表示されるのでOKで進む
- d5600の画面上にアプリ名とカメラ名が出たら一度この画面で待機する
- 次にインストールしたアプリを進める
- アプリケーション使用許諾に同意のチェックを入れる
- カメラと接続するを選択後d5600を選択する
- 待機しているd5600の画面に出ているカメラ名がアプリ上に出てくるので選択する
- Bluetoothペアリングの要求画面が出てくるのでペアリングを選択する
- アクセサリを選択と出てくるので出てきたカメラ名を選択する
- 待機しているd5600の画面に認証コードが表示されるのでOKボタンを押す
- アプリにもd5600と同じ認証コードが表示されるのでペアリングを押す
- Bluetoothペアリングの要求という画面になるのでペアリングを選択する
- ペアリング完了
このようにd5600のアプリSnapBridgeとお使いのスマートフォンの接続は数分で簡単にできます。
また、写真の転送のみならずアプリと連携させればリモート撮影ができるのも魅力の一つです。
Nikon d5600は初心者でも簡単に使える
Nikon d5600は初心者の方でも簡単に写真を撮ることができます。
- シーンに適した撮影方法の選択が可能
- ライブシューを利用してピント合わせが簡単にできる
- タッチパネルでの操作が可能
シーンに適した撮影方法の選択が可能
Nikon d5600はシーンに適した撮影方法を選択することができます。
ポートレートや夜景を撮りたい時にどのような設定で撮っていいか分からないという方にはとても便利な機能です。
選択可能な撮影方法は以下のようになっています。
- ポートレート
- 風景
- 子供スナップ
- スポーツ
- クローズアップ
- 夜景ポートレート
- 夜景
- パーティー
- 海・雪
- 夕焼け
- トワイライト
- ペット
- キャンドルライト
- 桜
- 紅葉
- 料理
16種類の撮影シーンを選択できるため多種多様なシーンに合わせた写真を簡単に撮ることができます。
ライブビューを利用してピント合わせが簡単にできる
Nikon d5600ならピント合わせも簡単にできます。
ライブビューを利用して撮りたいものを画面上でタッチするだけで簡単にピントが合わせられるのです。
カメラ初心者の方はピント合わせに苦労する傾向にあります。
いざ写真を撮ってみたらちゃんとピントが合っておらず、後から確認して「ピントが全然あっていない」となる場合が多々あることでしょう。
ですが、ライブビューにして撮影物をタッチすれば自動的にピントを合わせてくれます。
画面を見ながらピントが合っているか簡単に確認できるのでピンボケした写真とはおさらばできます。
タッチパネルでの操作が可能
Nikon d5600はタッチパネルでの操作ができるためスマホ感覚で簡単にカメラの設定ができます。
いじりたいところをタッチすれば簡単に設定を進めることができます。
ボタン操作をしなくても良いので迷わずに操作することができることでしょう。
Nikon d5600の価格
Nikon d5600の価格を紹介します。
D5600 18-55 VR レンズキット ¥48,800~
出典 nikon公式ページ
D5600 18-140 VR レンズキット ¥91,670 ~
出典 nikon公式ページ
D5600 ダブルズームキット¥88,800~
出典 nikon公式ページ
つけるレンズの種類によって価格が変わります。
D5600 18-55 VR レンズキットの価格は低いですがレンズが一本で使える範囲がかなり限られてしまうのであまりオススメしません。
D5600 18-140 VR レンズキットは広角から中望遠できるレンズで、性能自体はかなり良いですが汎用性に欠けますので後から望遠用のレンズの購入を考える方にはオススメのレンズキッドです。
D5600 ダブルズームキットは汎用性の高いレンズが二本あるので初心者の方には使いやすくなっていることでしょう。
しかしデメリットもありますのでデメリットを把握したうえで利用することをオススメします。
デメリットに関しては次の項目で説明します。
Nikon d5600のレンズキッドは実際どうなのか?
Nikon d5600のダブルズームキッドはメリット・デメリットの両方が存在します。
Nikon d5600ダブルズームレンズキッドのメリット
レンズキッドのメリットは低コストで二本のレンズを一緒に購入できる所です。
以下の二本のレンズはダブルズームキッドについてくるレンズです。
- AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR
- AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR
広角から望遠まで汎用性の高いレンズが付いてくるため幅広いジャンルの写真を撮ることができるでしょう。
汎用性の高いレンズがボディー込みで10万円以下はかなりコスパがいいと言えますね。
Nikon d5600ダブルズームレンズキッドのデメリット
デメリットは以下の点です。
- 付け替えがかなり面倒
- 300mmの望遠だと物足りない
私もダブルズームキッドを購入して使用していたのですが、子供の運動会や発表会の際かなり不便と感じました。
子供が近場から遠くへと移動した際「レンズを付け替えている間に出番が終わってしまった」ことが多々ありました。
もちろん風景や移動しない物を取る際は汎用性の高いレンズであることはまちがいありません。
ただd5600の購入を考えていて、お子さんやペットなど移動するものを撮ろうと考えている方にはかなりデメリットとななります。
また、300mmの望遠では少し物足りないと感じました。
子供が遠くにいて望遠した際、細かい表情までとらえきれないのです。
後から編集でトリミングし表情の詳細を引き出す作業が増えてしまいます。
編集の工程が苦にならない方はあまり大きなデメリットとはならないですが「編集がめんどくさい」「撮った写真をそのまま生かしたい」と考える方にはデメリットとなります。
付け替え不要でレンズキットの代用ができるレンズはあるのか?
タムロンの18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028) [ニコン用]であれば付け替えが無く代用できます。
タムロンのレンズにするメリットは以下の点です。
- 一本のレンズでレンズキッド二本分の仕事をしてくれる
- 望遠が100mm伸びる
このタムロンのレンズにすれば最少が18mm最大が400mmなので付け替えが不要なうえに望遠距離が100mm伸びます。
汎用性の高い範囲が一本で補えるのでどんな瞬間も逃さずに撮る事ができるでしょう。
私もこのレンズを実際に使用していますがとても便利で撮りたい瞬間を逃すことがなくなりました。
しかしデメリットがあることも事実です。
タムロンのレンズに付け替えるデメリットは以下の点です。
- レンズが重い
- 価格が高い
タムロンのレンズはレンズキッドの二本よりも重いです。
重さの比較は以下のようになっています。
- AF-P DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR➡211g
- AF-P DX NIKKOR 70-300mm f/4.5-6.3G ED VR➡432g
- 18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)➡775g
レンズキッドは二本合わせて「643g」に対しタムロンのレンズは「775g」あります。
望遠レンズを付けた写真とタムロンのレンズを付けた写真を比較してみましょう。
長さはあまり変わりませんがレンズの径が変ります。
径が太いぶん重くなってしまうことがデメリットの一つ目です。
二つ目のデメリットは価格が高いことです。
18-400mm F/3.5-6.3 Di II VC HLD (Model B028)の価格は¥67,800 ~
ダブルズームキッドが88,800~なので価格が少し高いと感じます。
Nikon d5600を利用する上で最低でもそろえておきたいもの
d5600を利用する上で最低でもそろえておきたいものは以下の物です。
- SDカード(必須)
- 三脚
- 予備のバッテリー
SDカード(必須)
SDカードは写真を撮る際に必ず必要となります。
SDカードが無ければ撮った写真を記憶することができません。
SDカードの選び方が分からない方は下記の点を注意して購入する事をオススメします。
- 書き込み速度
- 容量
書き込み速度が遅いと連写した際にSDカードへの記憶の処理が間に合わずシャッターを切る速度が遅くなります。
移動する物を連写にて撮影している時、段々とシャッターを切るスピードが遅くなっていくと撮りたかった写真が撮れななくなります。
SDカード表記詳細は下記の図を参考にしてください。
出典 ビックカメラ公式ページ https://www.biccamera.com/bc/c/camera/sdcard/index.jsp
下記の写真は私が実際に利用しているSDカードです。
連写やパソコンに転送する際ストレスなく実行することができています。
購入する際は、低価格の物を選ぶのではなく、自身の用途に合った適切なSDカードを選択しましょう。
三脚
必須ではありませんがあればとても便利です。
特に長秒露光をする際は役立ちます。
※長秒露光とは長い間シャッターを開けっぱなしにすることです。
- 星空の撮影
- 花火の撮影
- 滝や川流れものの撮影
上記の撮影をする際は三脚が無いと撮るのが難しいことでしょう。
三脚ありで実際に撮った作例
下記の写真は三脚ありで長秒露光した際の写真です。
滝はシャッターを2秒間、花火は5秒間開けた写真になります。
このシャッターを開けている秒間に撮影者が1mmも動かなければ同じ写真が取れますが数秒間微動だにしない事は不可能です。
三脚があれば撮れる写真の幅が広がりカメラがさらに楽しくなることでしょう。
予備のバッテリー
予備のバッテリーも準備しておくと安心です。
いざという時にバッテリーが無くなってしまっては写真を撮ることができません。
特に寒い時期野外で撮影をしている時のバッテリーの消費はとても早いです。
暖かい場所へ行き常温に戻ればバッテリーが回復しますが、撮影時に手間のかかることはしたくありませんよね?
写真を撮る効率や、いざという時を考えると予備バッテリーを持っていた方が安心して活動できます。
Nikon d5600ダブルズームキッドまとめ
Nikon d5600ダブルズームキッドについて触れてきました。
メリット
- 初心者の方でも簡単にきれいな写真が撮れる
- 低価格で汎用性の高いレンズが二本ついてくる
- アプリとの連携で簡単にスマートフォンに写真を転送できる
デメリット
- レンズの付け替えが面倒
- 望遠が少し物足りない
デメリットも多少あるものの、エントリー機種としてはかなり優秀なため、これからカメラを始めたい方にはオススメの一眼レフカメラとなっています。
d5600のダブルズームキッドが気になるけど買ってみて違う機種にしておけばよかったと後悔したくない方は、レンタルという選択肢もありますのでぜひ試してみてはいかがでしょうか。